今回は、SNSの中でも特に情報の速さが特徴的な「X(エックス)」について、初めての方にも分かりやすくご紹介していきます。
「Xって聞いたことはあるけれど、難しそう」「若い人向けのSNSなのでは?」と思っている方もご安心ください。順番に、ゆっくり見ていきましょう。
1.XってどんなSNS? 📱
旧Twitterが現在の「X」
まず最初に知っておいていただきたいのが、名前の変化です。 以前「Twitter(ツイッター)」という名前で親しまれていたSNSが、2023年に「X」という名前に変わりました。
テレビのニュースなどで「旧Twitter、現X」という表現を見かけたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
サービスの内容は基本的に引き継がれていますので、「昔あったツイッターが名前を変えたもの」と考えていただければ大丈夫です。ロゴも青い鳥のマークから、白黒の「X」のマークに変わりました。

個人的にはTwitterという名称の方が良かったです。Xって何だか怪しい感じがして嫌です。個人的には……ですけど。世間的にはだいぶ馴染んできたようですね。
短い文章を中心にリアルタイムで情報が流れる
Xの一番の特徴は、「今、起きていること」がすぐに流れてくるという点です。
- テレビで放送中の番組の感想
- スポーツの試合速報
- 地震や台風などの最新情報
- 趣味に関する話題(お花、俳句、囲碁、旅行など)
テレビを見ながら「今の場面、みんなどう思っているのかな」と気になったときにXで検索すると、同じ番組を見ている人たちの感想がたくさん見つかります。
これは新聞やテレビだけでは得られない、Xならではの楽しみ方です。
投稿しなくても情報収集に使える
ここで安心していただきたいのが、「自分から発信しなければ意味がない」ということは全くないという点です。
Xは「見るだけ」の使い方も、立派な利用方法のひとつです。
新聞を読むように、テレビを見るように、画面を眺めて気になる情報をチェックする。それだけでも十分に活用できています。
この記事でも、まずは「見る」ことから始めて、慣れてきたら少しずつ発信していく、という順番でご説明していきます。
2.まず覚えたいXの基本機能 🔑
Xには専門用語がいくつか出てきます。最初にひとつずつ確認しておきましょう。
ポスト(旧ツイート)
自分の文章や写真、動画を投稿することを「ポスト(post)」と呼びます。無料で利用する通常のポストでは、日本語は全角140文字程度が目安です。(※有料のX Premiumでは、より長い文章を投稿することもできます)。
返信(リプライ)
誰かのポストに対して、コメントのような形で返事をすることを「返信(リプライ)」と呼びます。会話のキャッチボールのようなイメージです。
リポスト(旧リツイート)
気に入ったポストを、自分をフォローしてくれている人たちにも見てもらえるように共有する機能です。新聞の記事を切り取って知人に見せるような感覚に近いかもしれません。
いいね
投稿の下にあるハート型のマークを押すことで、「見ましたよ」「良い投稿ですね」という気持ちを軽く伝えられる機能です。コメントを書く必要はありません。
フォロー
気になるアカウント(利用者のこと)を「フォロー」すると、そのアカウントの投稿が自分の画面に表示されやすくなります。新聞や雑誌の定期購読に近いイメージです。
DM(ダイレクト・メッセージ)
特定の利用者と個人的にやり取りできるメッセージ機能です。全体に公開される通常のポストとは違い、決まった相手(またはグループ)だけでやり取りができます。
3.Xのアカウントを作ってみよう 📝
メールアドレスや電話番号で登録する
スマートフォンをお使いの方は、アプリストア(iPhoneなら「App Store」、Androidなら「Google Play」)で「X」と検索し、アプリをダウンロードするところから始めましょう。
こちらからもアクセスできます。
・Androidをお使いの方はこちら: [X]
・iPhoneをお使いの方はこちら : [X]
アプリを開き、名前、そして電話番号またはメールアドレスのいずれかを入力する流れで登録が進みます。
表示名とユーザー名の違い
登録の際に少し戸惑いやすいのが、「表示名」と「ユーザー名」という2種類の名前です。
- 表示名:画面上に大きく表示される名前。本名でなくても、ニックネームでも構いません(例:「花好きのおばあちゃん」など)。
- ユーザー名:「@」から始まる、自分専用のIDのようなもの(例:「@hanazuki123」)。他の人と同じものは選べません。
表示名もユーザー名も後から変更できますが、ユーザー名は他の人がすでに使っているものは選べないため、最初にいくつか候補を考えておくとスムーズです。
本名・顔写真は必須ではない
ここで大切なお伝えしたいことがあります。Xでは本名や顔写真の登録は必須ではありません。
ニックネームやイラスト、風景の写真などをプロフィールに使っている方も非常に多くいらっしゃいます。
プライバシーが気になる方は、最初は本名や顔写真を使わない形で始めてみるのも、安心できる一つの方法です。
4.まずは「読む専門」から始めても大丈夫 👀
趣味や好きな人を検索する
アカウントができたら、画面にある虫眼鏡マークの『話題を検索』タブをタップし、上部の検索欄に興味のある言葉を入力してみましょう。
「盆栽」「編み物」「昭和歌謡」など、好きな言葉を入力するだけで関連する投稿がたくさん表示されます。有名人の名前で検索してみるのも楽しい方法です。
気になるアカウントをフォローする
検索して見つけた投稿の中で「この人の話、面白いな」と感じたアカウントがあれば、フォローボタンを押してみましょう。
フォローしておくと、そのアカウントの新しい投稿が自分のタイムライン(投稿が流れてくる画面)に表示されやすくなります。
最初は5〜10個程度フォローしてみると、タイムラインが賑やかになって楽しくなってきます。
⚠️ 情報は一つの投稿だけで判断しない
ここは特に大切なポイントですので、しっかりお伝えします。 Xは情報がとても速く流れる分、誤った情報や、確認が取れていない情報も混ざって流れてしまうことがあります。特にニュースや災害情報などについては、Xの投稿だけで判断せず、
- テレビや新聞などのニュース
- 気象庁や自治体などの公式サイト
といった、複数の情報源と合わせて確認する習慣をつけることをおすすめします。「速い」ことと「正確」なことは、必ずしも同じではないということを心に留めておきましょう。

必ずしも誤った情報とは言えませんが、Xでお手軽に批判コメントが出来る時代になって、「炎上」という言葉が大きな意味を持つようになりました。しっかりと情報リテラシー(情報を正しく見極めて活用する力)を身につけなければいけません。
5.初めてのポストをしてみよう ✍️
さて、ここまで「見る」ことに慣れてきたら、少しずつ発信にも挑戦してみましょう。
「今日こんなことをしました」で十分
初めての投稿は、特別なことを書く必要はありません。 「今日は公園でウォーキングをしました」「庭のバラが咲きました」といった、日常のちょっとした出来事で十分です。そうした何気ない投稿こそが、同じ日常を過ごしている人たちの共感を呼ぶことも多いのです。
写真を添えると伝わりやすい
文章だけでなく写真を1枚添えるだけで、投稿の印象がぐっと伝わりやすくなります。ポストの作成画面にある画像追加のアイコンをタップすると、スマートフォンに保存されている写真を選んで添付できます。
ハッシュタグを使ってみる
文章の前に「#(シャープ記号)」をつけた言葉を「ハッシュタグ」と呼びます。たとえば「#ガーデニング」と入力すると、同じ趣味を持つ人に見つけてもらいやすくなります。無理に使わなくても、投稿自体は問題なくできます。
投稿したら必ず反応が来るわけではない
最後に、心の準備として大切なことをお伝えします。 投稿をしても、すぐに「いいね」や返信がたくさんつくわけではありません。これは普通のことで、誰にでも起こることです。数字(いいねやフォロワーの数)を気にしすぎず、「自分の記録を残す」くらいの気持ちで、気楽に投稿を続けてみてください。
6.趣味仲間とつながる楽しみ方 🌸
コメントではなく返信から会話が始まる
Xでは、他の人の投稿に対して「返信」をすることで会話が始まります。「素敵な写真ですね」「私も同じ趣味です」といった一言から、思いがけない交流が生まれることもあります。
その他の機能(コミュニティ・スペース)
Xには、特定のテーマに関心のある人同士が集まって交流できる「コミュニティ」機能や、音声で会話ができるラジオのような「スペース」機能もあります。 最初から使う必要はありませんが、「こういう機能もあるのだな」と知っておくと、将来もっとXを楽しめるようになるかもしれません。
7.Xで特に気をつけたいこと ⚠️
Xを安心して楽しむために、いくつか気をつけていただきたい点をご紹介します。
本当かどうか分からない情報をすぐ拡散しない
驚くような情報を見つけたとき、つい「リポスト」して広めたくなることがありますが、誤った情報を広めることになってしまう可能性があります。気になる情報は、まず一度立ち止まって確認する習慣を持ちましょう。
炎上している話題に無理に参加しない
時に多くの人が感情的になって議論している話題(いわゆる「炎上」)を見かけることがあります。こうした話題に無理に参加すると、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。少し距離を置いて見守るだけでも十分です。
怪しいDMやURLを開かない
知らない人からのDMに、「当選しました」「クリックしてください」といった不審なリンク(URL)が含まれているものがあります。こうしたメッセージは開かずに無視するか、削除することをおすすめします。
個人情報を投稿しない
住所、電話番号、旅行に行く予定など、個人情報につながる内容は投稿しないようにしましょう。留守であることが分かってしまうため注意が必要です。

「いつもの時間に散歩」や「今日は週に1回のジム」など、日々の行動パターンに言及した投稿も個人情報につながるので極力控えましょう。
ブロック・ミュートをためらわない
不快な投稿をしてくる人がいた場合、「ブロック(制限する機能)」や「ミュート(自分の画面に表示させない機能)」を使うことができます。これらの機能を使うことは決して失礼なことではありません。自分の心を守るために、ためらわずに活用してください。
最初はポストを非公開にする方法もある
不特定多数の人に見られることに不安がある場合は、「ポストを非公開(鍵アカウント)」に設定することもできます。自分が承認したフォロワーだけが投稿を見られるようになり、慣れてから公開に戻すことも可能です。
8.ブログへのアクセスにもXは使える 🔗
Xに慣れてきたら、ブログの紹介にも活用できます。
新しい記事を書いたら紹介する
新しい記事を公開したら、そのタイトルと記事のURL(インターネット上の住所)とともに投稿してみましょう。
URLだけでなく「誰に役立つ記事か」を一言添える
ただURLを貼るのではなく、「初めてスマホを使う方向けの内容です」といった一言を添えると、どんな人に読んでもらいたい記事なのかが伝わりやすくなります。
アフィリエイト投稿では広告であることを明示
もしブログでアフィリエイトを行っている場合、そのリンクや割引コードをXに投稿する際には注意が必要です。 Xのルール上、購入などによって報酬を得る投稿は『広告』『PR』など、商用コンテンツであることが読者に明確に分かる表示を入れる必要があります。 正直に伝えることを心がけましょう。
まとめ 🌼
Xは「書くSNS」であると同時に「読むSNS」
ここまでご紹介してきたように、Xは投稿することだけが目的のSNSではありません。
ニュースを知ったり、趣味の情報を集めたり、好きな人の投稿を眺めたりするだけでも、十分に楽しむことができます。 「発信しなければ」というプレッシャーを感じる必要はありません。まずは気軽に、新聞を読むような気持ちで画面を眺めてみてください。
まずは好きなテーマをフォローするところから
今日ご紹介した内容を振り返ると、
- アカウントを作る
- 好きなテーマを検索してフォローする
- しばらく「読む専門」で慣れる
- 慣れてきたら、日常の一言を投稿してみる
という順番で進めていただければ、無理なくXに慣れていくことができるはずです。
Xの世界には、同じ趣味や関心を持つ方がたくさんいます。ゆっくりとした歩みで構いませんので、ぜひ楽しみながら新しいデジタルの世界に触れてみてください。
(※本記事の内容は2026年9月時点の情報に基づいています。Xの機能や仕様は変更されることがありますので、実際にご利用の際は公式サイトやアプリ内の最新情報をご確認ください。)


